今晩和、癒湯です。
今回の記事では、私がXジェンダー(クエスチョニング)を自覚するまで
どのような人生を歩んできたかを書いていきたいと思います。
Xジェンダーの生態に興味のある方は是非観てってください(笑)
Xジェンダーとはなんぞや?という方はどうぞこちらへ↓
こんなケースもありますよってことで。
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私のXジェンダー履歴書
体の性別:チョー健康な女体
心の性別:男性っぽくなったり女性っぽくなったり(その時によって比率が違う)
基本的にはどっちでもないと感じています。
生まれた時のことは覚えていませんが
物心ついた時から私は男なのか?女なのか?
という自分の中での討論に未だ決着がつかずにいます。
物心ついてすぐ〜幼稚園
一人称:自分の名前
物心ついてすぐ〜小学校上がるくらいまではスカート大好きで
お人形やデ●ズニープリンセスが大好きな超女の子でしたが(髪も超ロング)
今思えばオーソドックスな女の子の育て方をされていて、それを受け入れていただけかも。
主にままごとやお絵かきで遊んでいましたが
密かに戦隊モノやヒーローごっこにも興味はありました。
引っ込み思案だったので混ぜてもらうまではいきませんでしたが。
この頃からどこか変わっていたのか、みんなでワイワイ遊ぶのは苦手でした。
浮いてましたね〜。
小学校時代
一人称:俺、オイラ
小学校上がってすぐ親の提案で髪をバッサリ切ってからは(結ってくれるの面倒になったのかな(笑)
みるみる男児ものの洋服を好みズボンしか履かなくなり、柔道を習い始め、
何だかこっちの方がしっくりきてしまって
自分は本当は男の子だったんだ!と思って生活していました。
柔道はセンスがなかったのか
三ヶ月間で三回骨折して辞めちゃいました(笑)
しばらくは男児的な生活を続け、小6の年はスポーツ刈りで応援団長もやりましたよ。
そして卒業式でも髪が伸びてなくて
スポーツ刈りにプリーツスカートという何とも滑稽なスタイル(笑)
スカートめちゃくちゃ嫌でしたけど親に押し切られました。
ちなみに温泉では小5まで男湯入ってました。
全然バレなくて、「ボク何歳〜?」とか訊かれてたなあ(笑)
学年が上がっていくにつれ、周りのクラスメイト達はどんどん男性的・女性的になっていって
自分はどっちなんだろう 女性…っていうとしっくりこないから
やっぱり男なんだろうな。性同一性障害ってやつなんだろうな。
大人になったら手術だな〜
なーんて考えたりしてました。
ちなみに性同一性障害についてはTVか本かで知ったんだと思います。
小学校では女子なのに男みたいということで
やっぱりイジメのターゲットにされたり嫌がらせを受けたりはありましたね。
バイキン扱いされたり勝手に物を捨てられたり。
当時は精神的にボロクソになってしょっちゅう登校拒否してました。
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中学校
一人称:俺
中学の制服はもちろんスラックスを選択。(選べる学校でよかった)
女子でスラックスの生徒は他におらず、ジロジロ見られて落ち着きませんでしたが。
そして中学でもやっぱりバイキン扱いや陰口はありました。
も〜私そんなに分厚くないし図太くもないしガラスのハートだったんで
中学の大半はカウンセリング室か自宅学習でしたね。
この頃に友人の勧めでヴィジュアル系にハマり
女形のバンドマンの真似をして女装(ゴスロリ)&化粧に目覚めたりもしました。
もちろん、男装やパンクファッションも楽しんでいましたよ。
高校時代
一人称:俺→私
結局中学にはまともに通わないまま通信制の高校に入りました。
制服の着用と髪型やピアスは自由だったので、迷わず私服通学。
常にナベシャツやBホル(男装の為に胸を平らにする下着)着用で。
この高校はかなり伸び伸び過ごせて良かった。
あんまり成績重視の学校ではなかったので、似た匂いがするLGBTQの人も少しいたり
個性的な人とかトンデモナイDQNがいたり
キャラ濃い人が盛りだくさんで面白かったですね。
本名よりあだ名を前面に出して生活していたので、あまり女子扱いされずに済んでいました。
でも必死にパス度(自分がなりたい性別として認識される事)上げようと頑張ってた時に
本当は女の子でしょ ってハッキリ指摘された時は無性に悔しくて泣いた事もあったなー。
声も普通に女性の声(中島美嘉に似ていると言われた)だったので
一人でカラオケ行ってヘヴィメタ歌いまくったり奇声を出しまくって
低い声にしようとすっごい頑張ってました。
その甲斐あって今は電話で男性に間違われるくらいになりましたよ(笑)
でもやっぱりほとんどはちゃんと性自認がハッキリしている人ばかりだったので
集団の中で過ごすのはやっぱりしんどかったです。
早く手術&ホルモン治療したい〜って
高校の時が一番思ってましたね。
病院にも通っていましたが、性同一性障害という診断名はつきませんでした。
今思えば、この時安易に治療を始めなくて正解だったと思います。
高3の頃、そろそろ社会に出る事とかも考えて落ち着かないとマズイかな
と思っていたので、一人称を「俺」から「私」に変えました。
大人の男性でも「私」という人いますしね。
それまで何だか無理して過剰に男っぽく振る舞おうとして
返って不自然になっていた感じもしますし。
「俺」って一人称、思ったより私に合ってなかったかもしれない。
専門学校時代 Xジェンダーを自覚
高校を出た後はとりあえず手に職をつけたくて
少し興味のあった鍼灸の学校に入りました。
まあ真面目〜でお堅〜い仕事ですから
高校の時に比べたら落ち着いたキャラの人ばかりでかなり物足りませんでした(笑)
ここではハッキリと男性と女性が分かれているのを感じて、高校時代よりさらに居場所の無さを感じましたねぇ。
ゴスロリ以外の女装も楽しむようになり、
敢えて女性になりきろうとしてみた時期もありました。
メイクもバッチリ、下着も矯正&盛れるヤツ、大人可愛い系の店で買ったワンピース
みたいな感じで。
親や学校でも好評でしたが
でもやっぱりしっくりこないんですよねええぇぇ。
似合ってないわけじゃあないんですけど。
というわけでやっぱりいつものメンズ&ユニセックスな服装に落ち着きました(笑)
ありがたい事に近い趣味で一緒に楽しめる友達はちゃんとできまして
その人の存在はかなり大きかったです。
もしその人がいなかったら、途中で心が折れて自主退学していたかもしれない…
この専門学校時代に、LGBTQを扱った番組をTVで観まして(親が録画しといてくれた)
クエスチョニング=Xジェンダー
というものを知りました。
やっと腑に落ちましたよ。
自分の性別はこれなんだと。
この頃
自分は本当は性同一性障害ではないのかもなあ
でも男性としても女性としてもしっくりこない。
そして自分を男っぽく感じる時と、女っぽく感じる時がある。
何なんだぁぁあ
と悶々としていたので、しっくりくる名称と出会えて良かったです。
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最近
今思うと本当に
男性化の治療を受けなくて正解だったな と思います。
おかげで今、男装も女装も気ままに楽しめていますから。
一粒で二度美味しいって感じ!
ただ本当にその時その時で
心が男性方向に傾いたり、女性方向に傾いたり忙しいんですよねぇ。
揺らぎってやつです。
一日の中だけでも波があります。
朝スカート履いて出かけても
途中でどうしようもなくパンツに履き替えたくなったり(笑)
最近は胸を潰したりはしていません。
締め付けは体に優しくないですし
何より
女体ですが何か?
って開き直れるようになりました(笑)
それでも時々は
「ああ〜やっぱ胸だけ取ろうかな」と
考える事もあります。
本当は性別的な特徴がないストンとした体がいい。
終わりに
参考になりましたでしょうか。
最後までお読みいただきまして、有難うございました!